ジュゴンの海への「軍民共用飛行場」建設に係る環境影響評価市民からの方法書
著作者(文責) 島津康男
著作期日 2004.01.08
表記については前にMLで会員に情報提供したが、その後全文がhttp://www5.ocn.ne.jp/~miyagi/assess/scrap/main.htmlに掲載され、関心のある方のご意見を求めているので、改めて会員からの情報として掲載したい。事業者の方法書公表に先立って市民グループ「市民アセスなご」が打って出たのは画期的であるが、次の各章のタイトルを見ても環境アセヱスメントの設計図として方法書がもつべき条件を備えており、かつ具体的でわかりやすい内容になっている。
第1章 計画のこれまでの経緯
第2章 事業の特性の整理
第3章 環境の特性の整理
第4章 事業と環境の関係の整理
第5章 影響の度合いを考える
第6章 調査・予測・評価をどうする
第7章 環境を保全するために
資料 ワークショップの結果
の計29ページで分量も適当である。地元・東京・大阪でのワークショップでまとめた市民の心配に基づいて方法書を作成している点で、環境アセスメントを合意形成の道具ととらえている。かつ、市民団体ならではの特徴として、ジュゴン保護だけでなく社会・文化環境への影響の配慮、米軍のアセメントへの参加、環境保全ができない場合は代替案として「撤回」を含むこと、市民の調査への参加要求などがある。この「市民からの方法書」作成の段階で相談に与かった者としてもご協力いただければ幸いである。 |